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2018.11.25
家族…家…国民…国家
11月25日は三島由紀夫の命日です
私は48年前に三島由紀夫の自決する少し前に残した言葉が忘れられません…
『二十五年間に希望を一つ一つ失つて、もはや行き着く先が見えてしまつたやうな今日では、その幾多の希望がいかに空疎で、いかに俗悪で、しかも希望に要したエネルギーがいかに厖大であつたかに唖然とする。これだけのエネルギーを絶望に使つてゐたら、もう少しどうにかなつてゐたのではないか。
私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。このまま行つたら「日本」はなくなつてしまうのではないかといふ感を日ましに深くする。日本はなくなつて、その代はりに、無機的な、からつぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであらう。それでもいいと思つてゐる人たちと、私は口をきく気にもなれなくなつてゐるのである。』
この文章を今の日本に当てはめると経済大国(もはや日本は経済大国ではありません)だけ除けば殆んど当たっている気がします。
『家族…家…国民…国家』を考えてみるのも一つだと思います。
ではまた…
2018年11月25日 11:43 AM | カテゴリー: ブログ